本日も宜しくお願い致します。
今回はスレート屋根にタスペーサ設置をおすすめする理由を一緒に見ていきましょう。
現在、よく見る屋根材でスレート屋根と呼ばれる屋根材があります。
このスレート屋根に塗装を行う場合、屋根と屋根の重なりの隙間を塗料が覆ってしまい上と下の屋根材が塗料が乾いたときにくっついてしまいます。
このようになった場合、雨が降った際に雨の逃げ場がなくなってしまい、最終的に雨漏りの原因になってしまいます。
このような状態を回避するために隙間を覆ってしまった塗膜に隙間を空ける作業を縁切りと言います。
縁切り作業は塗料でくっついている部分にカッターや皮スキなどを使用して塗料を剝がしていくのが一般的でしたが近年はタスペーサという道具を使って縁切りする方法が主流となっています。
現在でもタスペーサを使用せずに縁切り作業を行っている業者もあるようですが、縁切りにはタスペーサを使用することを強くおすすめします。
タスペーサ設置をおすすめする理由を一緒に見ていきましょう。
スレート屋根にタスペーサを設置する一番の目的は雨漏りを防ぐことにあります。
雨水などが家の中に侵入してしまうと建物内部の木部が腐食してしまいます。
建物が腐食するとシロアリが発生し家が劣化してしまいます。
家が劣化してしまうと補修費用が莫大に膨れあがってしまいます。
このような雨漏りを防ぐためにタスペーサを設置して雨が降った際に建物内部に雨が入らないようにします。
皮スキやカッターなどで塗膜が密着した部分を縁切りすると傷んでいる部分のスレート屋根が欠けたり、割れたりすることがあります。
せっかく塗装したのにスレート屋根が欠けたり、割れたりしてしまうと塗装した意味がなくなります。
タスペーサならスレート屋根同士の間に挟むだけなので屋根材が欠けたり、割れたりすることがありません。
また、皮スキやカッターで行う縁切り作業は塗装後に行う作業などでどうしても屋根を汚してしまいます。
タスペーサに関しては下塗り工程後に設置するので屋根を汚してしまうことはありません。
皮スキやカッターを使って行う縁切り作業の作業時間は職人2人で約1日かかります。
そのため人件費もかかってしまいます。
タスペーサ設置の場合、職人1人で2~3時間で済むので時間が短縮できて人件費も少なくて済みます。
工期も短縮できるのでスレート屋根にはタスペーサ設置が有効です。
スレート屋根にタスペーサを設置することで良いことが多くありますが、その反面スレート屋根の隙間が広い部分にはタスペーサが設置できない場合があります。
スレート屋根はうすい板で作られているため、日ごろの環境ダメージなどで劣化していきます。
紫外線や雨などでスレート屋根が変形してしまうことがありますので、変形が激しい部分にタスペーサを設置してもタスペーサがすぐに落ちてしまいます。
なので、タスペーサを設置したい場合はスレート屋根が劣化する前に行うようにしましょう。
タスペーサの最大の敵は台風などの強風です。
強風が吹くとタスペーサが飛んでしまう場合があります。
メーカーの実験では風速50(m/s)までタスペーサがが飛ぶことがないとされています。
ですが、どうしてもスレートとスレートの間に挟み込んでいるため風が入ると浮き上がってしまうので飛んでしまう可能性があります。
基本的にタスペーサは下塗り塗装後に設置されるので、その後の上塗り塗料の塗膜でくっついていることが多いのでタスペーサが全て飛んでしまうことはありません。
スレート屋根は他の屋根材と違い、塗装を行うことで雨漏りの原因を作ってしまう可能性がある屋根材なので塗装を行う際は縁切りを行う必要があります。
その際にタスペーサを使用することで従来の皮スキやカッターを使用する縁切りよりも雨漏りのリスクを下げられることや屋根の美観を保つことができて工期が短くできて人件費を抑えられることができます。
スレート屋根の塗装を検討されている方はタスペーサの設置をおすすめします。
奈良で外壁塗装・屋根塗装をご検討の際はお気軽にヨネヤまでお問い合わせください!!
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