本日も宜しくお願い致します。
今回は外壁塗装の塗膜の役割について一緒に見ていきましょう。
まず塗膜とはどういうものかと言うと塗料を塗ってその塗料が固まることで形成される塗料の膜のことです。
外壁や屋根、その他住宅に取り付いている雨樋や雨戸、庇など日々、紫外線や雨水などにさらされており劣化していきます。
特に劣化で雨水が建物内部に侵入すると劣化スピードが加速してしまいます。
こういった劣化を防ぐために建物に塗装を行い、塗膜により建物を保護します。
塗膜を形成させるために使用する塗料には顔料や樹脂、添加剤や水性塗料には水、油性塗料には溶剤を加えて形成されている液状のもので、この塗料が乾くことで塗膜が形成されます。
【塗料の原料】
①顔料=塗料の色彩などを作る成分で有機顔料と無機顔料の二種類がある。
②樹脂=塗膜の素となる成分でこの樹脂の種類により、耐候性や耐水性といった塗膜性能が決まる。
③添加剤=塗料の性能を向上させる補助薬品で防カビ剤や艶消し剤が代表的。
塗膜の役割は外壁や屋根、その他建物の付帯部を保護(コーティング)することです。
外壁や屋根は主にセメントが使用背れているものが多く、そのセメントは水を吸収する性質があるので、何も保護しない状態では雨水を吸収してしまいます。
雨水を吸収してしまうと気温差で膨張したり、伸縮したりしてセメント部分がひび割れたり、酷い場合は爆裂してしまいます。
さらに劣化が進んでしまうと建物内部に雨水などが浸透してしまい、建物全体をどんどん劣化させてしまいます。
屋根や外壁は建物全体を守ってくれているのですが、その屋根や外壁を雨水や紫外線から守ってくれているのが塗膜になります。
塗装を行うことで屋根材や外壁材、その他の付帯部分を長く保護する役割を果たします。
塗膜を形成させるには基本的に3つの工程が必要になります。
まず、素地と塗料を密着させるために必要になる下塗り工程、次に色付き塗料で2回塗装を行います。
この2回の塗装工程を中塗り、上塗りと言います。
基本、この3工程で塗膜を形成していきます。
この3工程の他に塗膜をつくるために大切なことがあります。
それは決められた乾燥時間を守ることです。
この乾燥時間を守らずに塗料が乾かないまま次の工程に行ってしまうと早期に色褪せしてしまったり、塗膜が膨れたりするなどの問題が発生します。
チョーキング現象とは外壁を触ると手に白い粉が付着する現象で塗料の顔料が表面にむき出しになる状態のことです。
この現象が発生する原因は塗料に含まれる樹脂が紫外線の熱や雨水の影響で劣化していき、塗料の色をつける役割の顔料が表面にむきだしになり固化する症状です。
こうなってしまうと塗膜の保護機能が効いていな状態になるので雨水などが建物内部に染み込んでしまいます。
色褪せはその名の通り塗りたての頃より色が落ちてしまう現象のことです。
原因は日光の紫外線で樹脂に守られていた塗料の顔料がむきだしになり、紫外線によって色素がだめになる現象です。
チョーキング同様に基準塗布量を守って入れば早期にこのような劣化症状は発生しません。
塗布量が守られていなかったり、乾燥時間を守られなかった場合、塗膜自体にひび割れが生じたり亀裂が入ったりと不具合が発生してしまいます。
塗膜をしっかりと形成させるには塗料の基準塗布量や乾燥時間の厳守が重要になります。
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