今回は屋根材の下に敷くルーフィングについてご紹介します。
ルーフィングはとても重要な役割をもつものとなります。
ルーフィング(別名:ルーフィングシート)は、カラーベストや洋瓦など屋根材の下にある防水シートのことを指します。
実際、ルーフィングは屋根材の下に隠れてしまいますので、普段は全く目にすることはありません。
新築工事や屋根の葺き替え工事などでしかルーフィングを見ることはなかなかないと思います。
ですので、ルーフィングの劣化は雨漏り等がない限りなかなか気づけるものではございません。
どの屋根材が良いか深く検討される方は多く見られますが、ルーフィングに関しましてはなかなか気が回らない部分になります。
ですが、ルーフィングはかなり重要で、施工を怠ると雨漏りや野地板の腐食などの危険性がとても高くなってしまいます。
ルーフイングの役割としましては、屋根材が防ぎきれなかった水を屋根内に入れず、外に流すことです。
降った雨はある程度、屋根材の内側にも入りこみ、これが腐食等を起こす原因にもなります。
ですが、ルーフィングを適切に使用することにより、屋根材の中に入ってしまった雨水を適切に排出してくれます。
ルーフィングの種類に関してですが、代表的なものをご紹介します。
①アスファルトルーフィング
アスファルトルーフィングは、現在一般的に使われているルーフィングです。
名前の通りですが、厚みのある段ボールにアスファルトをしみ込ませて作られます。
また、アスファルトルーフィングの耐久性をさらにUPさせた改質アスファルトルーフィングというものもございます。
②透湿防水ルーフィング
透湿防水ルーフィングはお家の内部の痛みを進行させる湿気を逃す性質を持ちます。
③高分子系ルーフィング
高分子系ルーフィングは主に塩化ビニルを使用するルーフィングシートとなります。
こちらはアスファルトルーフィングとは異なり、かなり軽量なつくりとなります。
④粘着層付ルーフィング
こちらは貼り付け面が粘着シートになっており、下地にぴったりとくっつく特徴がございます。
⑤不織布ルーフィング
不織布ルーフィングはその名の通り不織布が原材料のルーフィングシートです。
これら、ルーフィングには各自メリット・デメリットがございます。
詳しくは営業担当にお尋ねください。